ジョン・ウェインの『駅馬車』の背景Part2
1939年度アカデミー賞と当時の世界と日本
| 1939年といえば映画界では、どのような事があったであろうか。 やはり、筆頭に思い浮かべられる事と云えば不朽の名作である 『風と共に去りぬ』では、ないだろうか? ウェインマニアの私達にとって見れば『駅馬車』公開により、 ウェインが大ブレークしたという事の方が重要では、あるが、事実 は、事実として受けとめた上で1939年度のアカデミー賞と当時の 世界と日本の背景を検証! |
第12回アカデミー賞の背景
| なにしろ、超大作『風と共に去りぬ』で一色に塗りつぶされたような シーズンだった。 この年度はジョン・フォード監督の『駅馬車』、フランク・キャブラの 『スミス都へ行く』、ウィリアム・ワイラー監督の『嵐が丘』、ビクター・ フレミング監督のもう一つの名作『オズの魔法使い』など、巨匠達 Nの名作、傑作がズラリと並び、どれがアカデミー賞をとっても おかしくない状況だった。 しかし、蓋を開けて見れば『風と共に去りぬ』の独占的受賞となった。 作品賞、監督賞、脚本賞、更にビビアン・リーの主演女優賞など主要 部門は、もちろん、黒人俳優として史上初の受賞をハティ・マクダニエ ルが助演女優賞を実現させた。 主要部門の中で唯一逃したのがクラーク・ゲーブルの主演男優賞で あった。結局受賞したのは、『チップス先生さようなら』のロバート・ ドーナッツだった。 |
1939年度第12回アカデミー賞主要部門リサルト
| 最優秀作品賞 ( )内は、監督名 |
風と共に去りぬ(ビクター・フレミング) | ノミネート | 愛の勝利(エドムンド・グールディング) |
| チップス先生さようなら(サム・ウッド) | |||
| 邂逅(レオ・マッケリー) | |||
| スミス都へ行く(フランク・キャブラ) | |||
| ニノチカ(エルンスト・ルビッチ) | |||
| 廿日鼠と人間(ルイス・マイルストン) | |||
| 駅馬車(ジョン・フォード) | |||
| オズの魔法使い(ビクター・フレミング) | |||
| 嵐が丘(ウィリアム・ワイラー) | |||
| 主演男優賞 ( )内は作品名 |
ロバート・ドーナッツ (チップス先生さようなら) |
ノミネート | クラーク・ゲーブル(風と共に去りぬ) |
| ローレンス・オリビエ(嵐が丘) | |||
| ミッキー・ルーニー(青春一座) | |||
| ジェームス・スチュワート(スミス都へ行く) | |||
| 主演女優賞 ( )内は作品名 |
ビビアン・リー (風と共に去りぬ) |
ノミネート | ベティ・ディビス(愛の勝利) |
| アイリーン・ダン(邂逅) | |||
| グレタ・ガルボ(ニノチカ) | |||
| グリア・ガーソン(チップス先生さようなら) | |||
| 助演男優賞 ( )内は作品名 |
トマス・ミッチェル (駅馬車) |
ノミネート | ブライアン・エイハーン(Juarez) |
| ハリー・ケリー(スミス都へ行く) | |||
| ブライアン・ドンレビー(ボー・ジェスト) | |||
| グリア・ガーソン(チップス先生さようなら) | |||
| 助演女優賞 ( )内は作品名 |
ハティ・マクダニエル (風と共に去りぬ) |
ノミネート | オリビア・デ・ハビランド(風と共に去りぬ) |
| ジェラルディン・フィツジェランド(嵐が丘) | |||
| エドナ・メイ・オリバー(モホークの太鼓) | |||
| マリア・アウスペンスカヤ(邂逅) | |||
| 監督賞 ( )内は作品名 |
ビクター・フレミング (風と共に去りぬ) |
ノミネート | フランク・キャブラ(スミス都へ行く) |
| ジョン・フォード(駅馬車) | |||
| ウィリアム・ワイラー(嵐が丘) | |||
| サム・ウッド(チップス先生さようなら) | |||
| 脚本賞 (原案) ( )内は作家名 |
スミス都へ行く (ルイス・R・フォスター) |
ノミネート | Bechelor Mother (フィリプス・ジャクソン) |
| 邂逅 (ミルドレッド・クラム、レオ・マッケリー) |
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| ニノチカ (メルキョー・レンジェル) |
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| 若き日のリンカーン (ラマー・トレッティ) |
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| 脚本賞 (脚色) ( )内は作家名 |
風と共に去りぬ (シドニー・ハワード) |
ノミネート | チップス先生さようなら (エリック・マスクウィッツ) |
| スミス都へ行く (シドニー・ハックマン) |
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| ニノチカ (チャールス・ブラケット、ビリー・ワイルダー) |
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| 嵐が丘 (ベン・ヘクト、チャールス・マッカーサー) |
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| 撮影賞 (カラー) ( )内はカメラマン |
風と共に去りぬ (アーネスト・バトラー) | ノミネート | The Private Lives of Elizabeth and
Essx (ソル・ボリト、W・ハワード・グリーン) |
| モホークの太鼓 (レイ・レナハン) |
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| 四枚の羽 (ジョルジュ・ベルナール、オズマンド・ボライデル) |
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| オズの魔法使い(ハロルド・ロッソン) | |||
| 撮影賞 (白黒) ( )内はカメラマン |
嵐が丘(グレッグ・トーランド) | ノミネート | 駅馬車 (バート・グレノン) |
| 銀の靴(ジョセフ・バレンタイン) | |||
| オペレッタの王様(ビクター・ミルナー) | |||
| ガンガ・ディン(ジョセフ・H・オーガスト) | |||
| 室内装置賞 | 風と共に去りぬ | ノミネート | ボー・ジェスト |
| Captain Fury | |||
| 銀の靴 | |||
| 邂逅 | |||
| スミス都へ行く | |||
| 廿日鼠と人間 | |||
| The Private Lives of Elizabeth and Essx | |||
| 雨ぞ降る | |||
| 駅馬車 | |||
| Man of Conquest | |||
| オズの魔法使い | |||
| 嵐が丘 | |||
| 録音賞 | 最後の抱擁 | ノミネート | 風と共に去りぬ |
| チップス先生さようなら | |||
| The Private Lives of Elizabeth and Essx | |||
| Man of Conquest | |||
| 雨ぞ降る | |||
| スミス都へ行く | |||
| 廿日鼠と人間 | |||
| ノートルダムのせむし男 | |||
| オペレッタの王様 | |||
| Balalaila | |||
| 編集賞 | 風と共に去りぬ | ノミネート | チップス先生さようなら |
| スミス都へ行く | |||
| 雨ぞ降る | |||
| 駅馬車 | |||
| 特殊効果賞 | 雨ぞ降る | ノミネート | 風と共に去りぬ |
| コンドル | |||
| The Private Lives of Elizabeth and Essx | |||
| Trooper Takes a Trip | |||
| 大平原 | |||
| オズの魔法使い | |||
| 作曲 編曲賞 | 駅馬車 | ノミネート | 青春一座 |
| 銀の靴 | |||
| オペレッタの王様 | |||
| ノートルダムのせむし男 | |||
| 彼等に音楽を | |||
| スミス都へ行く | |||
| 廿日鼠と人間 | |||
| The Private Lives of Elizabeth and Essx | |||
| She Married a Cop | |||
| 別離 | |||
| 懐かしのスワニー | |||